むかし数年の間だけ住んでいた小さいビル。
ある冬、窓を開けると眼下の道に
お祭りの出店がぎっしり並んでいた。
何事か!?と思いきや、
そこは十日恵比寿神社のすぐ近くで
ちょうどそのビルの真下の道から
お祭りの参道になっていたのだった。
お祭りって 年に一度だけの日常とは
ちがう別の空間のような気がしている私にとって
窓を開けたらお祭りが広がる風景は
なんだか不思議だった。
そこを引っ越して早十数年、十日恵比寿には
一度だけバスと地下鉄を乗り継いで行ったような気がするが
ほとんどご縁がなくなっていた。
で、今年思い立ってまた行ってみた。
参拝客の列に驚いた!
出店の並ぶ長い長い参道の頭からおしりまで
途切れることなくずーっとお参りする人の列が並んでいる。
これだけ商売繁盛を願う人達がいるってことなんだな・・と
夫と話しながら列には並ばず
ただただイカ焼きやら焼き鳥やら
とうもろこしやら焼きソバやらを物色して歩いた。
「別に商売人じゃないしね。」と夫が言う。
「うん」・・・けど あれ?私は商売人ではないのかな?
・・・まぁいいか。
来年は並んでみようかな。